1−3−3  Tanypodinae  Otheres    (所属Genus 不明)

ここに挙げる各種はその属する Genus が不明のものである。

Tanypodinae G−TB Tanypodinae G−TC, Tanypodinae G−TX  , Tanypodinae G-TA


Tanypodinae  Genus TB

体長9〜10mm。釧路川、平瀬の砂泥質底の植物帯にて採取。
支笏湖畔にても1個体採取。


1:触角は4節。頭長の0.4倍。
2:下咽頭櫛歯は30数本の櫛の歯状。
  外側の方ほど順に小さい。側舌は基
 部で4本に分かれ、それぞれが2〜3
 裂し、全体で10余裂。
3:大顎
4:小顎鬚の基部は1節、下から2/3に
  ring  organ
5:尾剛毛台の高さは径の5倍。台の背
  面に褐色の1条の縞がある。尾剛毛
  は7本
6:下唇板歯はない。M付属器は正三
  角形
7:前擬脚の鈎爪
8:第2〜9体節の両側前方に2本、後
  方に4本の剛毛がある。遊泳毛は
  無い。
9:肛門鰓は2対、肛門をはさんで位置
  し、長い円錐形。
10:後擬脚の鈎爪
 
舌板は8歯、両端の歯は広く、中の6歯は
ほぼ等大。全体が低い円弧に配列。舌板
全体が歯の部分を除いて幅は同じ。
   
 
大きな先端歯と小さい2側歯、基歯はかな
り大きい。
触角は4節.、触角比は2.5。頭長の0.4倍。

                                                                              ページの先頭に戻る

Tanypodinae Genus TC

体長1.3〜1.5mm。体節は乳白色、半透明。各体節に単剛毛が散在。頭部は単黄色。眼点は1対。
高梁川源流で採取。平瀬、砂礫底に生息。

内側の2歯は外側に向かって反る。
側舌の内側の歯は小さい。下咽頭櫛歯は
20数歯、コーナーの3歯は特に大きい。。
大顎の先端から基部まで広い三角形。
わずかに湾曲する。側歯および基歯はごく小さい。
指状突起は細い春状。

1:触角は4節。頭長の1/2.付属枝の副枝は
 糸状で長く先端は丸い膨らみ。
2:舌板
3:大顎
4:小顎鬚・b−毛は3節。
5:下唇板歯は1、偽歯舌は長三角形、顆粒の列は
  7〜8列。
6:肛門鰓・後擬脚
7:尾剛毛台の高さは径の3倍。尾剛毛は6本。
8:後擬脚の鈎爪

ページの先頭に戻る

Tanypodinae G-TD

ただいま編集中

Tanypodinae Genus TX

 

本種は成瀬川(雄物川の支流)で採取した。平瀬に堆積した落葉の中に生息。

5歯が浅いU字型に配列。外側の歯はやや大きい程度。
 2番目の歯は真っ直ぐ。側舌は2裂。下咽頭櫛
 歯は13〜14個の比較的大きな鋸歯。
先端歯の部分がほぼ直角に曲がる。
側歯は大きな2歯、基歯はかなり大きい。
先端歯の付け根はコブ状に突出、背面は
粗大な数個の凹凸。
1:触角は4節。頭長の2/5。触角比は2.5。
2:触角先端部の拡大
3:舌板
4:下唇板歯は1。偽歯舌の顆粒の列は8)列。
5:大顎
6:小顎鬚の基節は2節、b−毛は2節。
7:前擬脚の鈎爪
8:後擬脚の鈎爪
9:尾剛毛台の高さは径の3倍、尾剛毛は7本
10:肛門鰓は長卵形

ページの先頭に戻る

Tanypodinae G-TA

本幼虫は琵琶湖の砂泥質の地点で採取した。
体長11〜12mm。淡褐色。遊泳毛はない。

1:触角は5節。触角比は2.4。
2:舌板はほぼ等大の5歯が1列に並ぶ、基部 
  まで同じ幅。側舌は大きく4裂し、それぞれ
  が3〜6裂。下咽頭櫛歯は30〜32の櫛の
  歯状。順に小さい。
3:大顎の基歯は小さく、側歯も小さい。
4:下唇板の歯はなく、V字型。
5:小顎鬚の基節は1.
6:後擬脚の鈎爪
7:尾剛毛台の高さは径の4.5倍。内側が濃褐
  色。尾剛毛は7本。

                                                                           ページの先頭に戻る